· 

社会の助けを借りた方が良い、と感じた話。

 

こんにちは。

本日もスタッフ加藤が更新しています。

 

 

私には、知的障がいのある息子がいるんですが

この7月から療育(児童発達支援)に通っています。

 

発育に遅れがあると感じてから、

検査を受けるまでにも、

そして検査結果が出てから、

療育に通い始めるまでも、

 

すごく、すごく、葛藤がありました。

 

自分にもっとできることがあるんじゃないか?

この子のためになるんだろうか?

 

 

きっと正解なんてないのだけれど、

母として、どうしてあげるべきなのか、

どうすべきなのかと毎日のように悩んで泣きました。

 

周囲には、

「気が早すぎる」

「様子を見てみれば?」

「個人差があるからみんなそんなもんだよ。」

色んな意見があり、

 

そのほとんどが、

”検査を受けることすら反対”のものでした。

 

 

 

それでも反対を押し切って検査を受けて

知的障がい、と認定されたとき、

悲しい、ショックな気持ちよりも、

どこか、ホッとしたのを覚えています。

 

そして、それならそれで、できることをやっていこう、とも。

 

 

 

療育は素晴らしいです。


 

まだ2ヶ月経っていませんが

息子の表情はとても豊かになり

全く発語がなかったのに、

「しゅうしゅしゃ(収集車)」や「ちゃ(お茶)」など、単語が出るようになりました!

 

先生方も本当に親身になってくださっていて、

息子としっかりと向き合ってくださっています。

 

 

そして思うのは、

社会の手を借りて、良かった、ということ。

 

一人で抱え込むよりも、

少しでも相談できる人、環境を持って、

時には自分の手を離してみる。

 

人に委ねてみることで

自分の心がこんなにも軽くなるのか、と。

 

 

 

正直に言うと、

同じ年齢の子が当たり前のように出来る事が出来ない息子とずっとずっと一緒に過ごしていると、

息が詰まる瞬間がありました。


息子は可愛い。本当に可愛いけれど、

心が すごくすごく疲れることがありました。



でも、そんな風に感じることに罪悪感もまた酷く感じていました。

 

 

 

 

そして何より、

親のメンタルが健全であることって

子供にも必ず伝わるんですよね。

 

私が笑うと、息子も笑うんです。

私が感じていることを、ちゃんと感じているから。

 

 

だから、頼って良いんだ。

むしろ、頼った方がいいんだって。

 

 


 

現在、ご縁があって福祉のお仕事にこうして関わらせていただいていますが

グループホームも同じだなぁとすごく感じます。

 

本人の自立を目指すことはもちろん、

親が全てを抱え込んで、

苦しむのは違うんじゃないかって。

 


 

周りの手を上手に借りながら、

少しでも自分の心に余裕が持てたら。


また子供ともより向き合えて、

優しい気持ちになれる。


そしてそれはお子さんに必ず伝わるんですよね。

 

それって、みんな幸せじゃないですか?

 

 


 

親御さんがご自身の抱える辛さを少しでも荷下ろしして、

安心して大切なお子さんを託せる、

お子さんにとっても我が家のようなそんな居場所になりたい。


そんな思いで、これからも運営していきたいと思っています。

 

 

 

息子が療育で作ってきた焼きそばです。

みんなで毛糸や色紙をカットして作ったそうです。

 

今週は夏祭りごっこをしているそうで、

毎日とても楽しそうに通っています。

めちゃくちゃリアルじゃないですか??(笑)

私も最初見たとき、びっくりしました。

 

 

ここでしか出来ない貴重な体験を沢山させてもらって、あらゆる刺激を息子に沢山沢山下さっていて、先生方には感謝しかないです。本当にありがたい。

 

 

それではまた更新しますね!


 

 

 

 

障がい者向けグループホーム

ひだまりぷらす矢田では、

見学会・ご相談会も随時開催しております。

お気軽にご連絡くださいね!